ホワイトニング

羽田歯科医院では、歯科医院で行うオフィスホワイトニングと、お家で手軽にできるホームホワイトニングをご用意しています。歯を白くするというと、芸能人の方やファッションに敏感な若い人がする、特別なものだと思われがちです。
でも、そんなことはなく、年齢はあまり関係ないのです。ホワイトニングは加齢により黄ばんでしまった歯を白くするのに適しています。

ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングとの違い

オフィスホワイトニングとは、歯科医師や歯科衛生士が行うホワイトニングのことです。
比較的高濃度の過酸化水素という薬剤を歯の表面に塗り、光を当てて漂白していきます。
1回の通院で歯を白くすることができますので、短期間で歯を白くしたいという方にはおススメの方法です。
ただし、短期間で白くなる分、後戻りしやすいというデメリットがあります。

ホームホワイトニングは、歯型を取り、専用のマウスピースを作成し、その中に薬剤を入れて歯に装着することで歯を白くする方法です。
ホームホワイトニングは比較的低濃度の薬剤を使用するため、自分のペースでご希望の白さに近づけて行くことができ、また後戻りしにくいのが特徴です。多くの場合は睡眠時にはめて頂くことが多いですが、決められた時間装着できる環境があれば、日中に装着していただいてもかまいません。
お忙しい方であっても、自分のペースでのホワイトニングが可能なので、空いている時間に行うことができます。
一般的には、約２週間程度で白さをご実感頂けます

項目	オフィスホワイトニング	ホームホワイトニング
ホワイトニングのスピード	〇	△
自然な白さと輝き	△	〇
コストパフォーマンス	△	〇

オフィスホワイトニング「ティオン（Tione）」

ティオン（Tione）はGCという大手の歯科メーカーが出しているホワイトニング材です。
他のオフィスホワイトニング剤に比べて薬液の濃度が低濃度につくられているため、しみにくいのが特徴です。
また、特殊な光触媒を使用しているためホワイトニング効果も高く、60～90分程度で歯を白くすることが出来ます。

オフィスホワイトニングの流れ

検査

お口全体の検査、適応症の確認、注意事項の説明を受けていただきます。

PMTC

前処理としてPMTCを実施。
歯の表面は、フッ素を含まない歯磨き粉できれいにします。

歯茎に保護剤を塗布

ホワイトニングの薬剤がつかないよう、歯茎にジェル状の保護剤を塗布します。

ホワイトニング剤を塗り、光を照射

歯にホワイトニング剤を塗布した後、LEDを照射し薬剤のホワイトニング作用を活性化させます。

薬剤を除去

３を数回繰り返した後、歯茎に塗っていた保護剤を取り、口内を洗い流します。

仕上げとチェック

ホワイトニング施術が終わった後に、仕上げとして歯のクリーニングを行います。
クリーニングを終えたら、施術前の歯と施術後の歯の色をチェックして、どれくらい白くなったか確認します。

オフィスホワイトニングのメリット

オフィスホワイトニングは、専門家によって行われるため、強力な漂白剤が使用されます。
これにより、歯の色素やしみを効果的に除去することができます。通常は1〜2回の通院で歯を白くできますので、お急ぎの方に向いています。
また、オフィスホワイトニングは歯科医師や歯科衛生士によって行われるため安全性が高く、歯ぐきへのダメージも抑えることができます。

オフィスホワイトニングのデメリット

オフィスホワイトニングは一般的に、他の方法に比べて高価です。
また、ホームホワイトニングより強い薬剤を使用するため、ホワイトニング後に一時的に痛みを感じる場合があります。
（※当院で使用しているティオンホワイトニングは、比較的痛みの出にくいシステムを使用しています。）
オフィスホワイトニングはホームホワイトニングよりも後戻りしやすいため、歯の白さを長期間維持するには、日常的なケアが必要です。食事や飲み物の制限、定期的な歯磨きや予防的な歯科ケアが重要です。

ホームホワイトニング「松風社ハイライトシェードアップ」または「GC社 Tionホームプラチナ」

「松風ハイライトシェードアップ」は、歯の表面を磨いても落ちない着色汚れや加齢による変色を除去する着色面清掃補助剤で、自宅で使用できるホームホワイトニング材です。

厚生労働省が認可した歯の表面清掃補助剤で、医師の指導のもと1日2時間の連続装着で色素を除去し、歯本来の白さを取り戻すことができます。

クリニックで作成した専用のマウストレイを使用して、自宅でも安全に使用することができます。

ホームホワイトニングの流れ

検査

お口全体の検査、適応症の確認、注意事項の説明を受けていただきます。

PMTC

前処理としてPMTCを実施。
歯の表面は、フッ素を含まない歯磨き粉できれいにします。

マウストレーの作成

歯型をとります。
この歯型をもとに、「ハイライトシェードアップ」または「Tionホームプラチナ」ジェルを歯面に貼り付けるためのマウストレイを自作します。

ジェルを塗布

マウストレイのあらかじめ指定された位置にジェルを注入します。 6歯で最大目盛り（約0.5g）の容量を守りましょう。

マウストレーの装着

マウストレーを装着した場合、トレーと歯ぐきが接触して不快感や刺激を感じることがあります。
また、痛みや知覚過敏が生じた場合は、使用を中止し、治療後に再開してください。

ホワイトニング終了

2週間を1クールとして、白さを実感・満足されたら終了です。

アフターケア

アフターケアは、ホワイトニングの効果、知覚過敏やトレーの変形などを考慮して、2週間後に通院して行います。
ホワイトニング終了後、6ヶ月から1年後に予後を観察します。

ホームホワイトニングのメリット

マウスピースを作成し、薬を処方してもらえば、自分の好きな時間にできるのがメリットです。
そのため、歯医者に通うのが忙しい方にもおススメです。

効果はオフィスホワイトニングに比べ、とてもゆっくりですが納得されるまで続けることが出来ます。
また後戻りしたときももう一度できるのがメリットです。

また、オフィスホワイトニングに比べて色素が繊細に分解されるため、色が戻るまで時間がかかる（＝色持ちが良い）こともメリットの一つです。
じっくりと歯を白くすることで、歯の表面がざらつくのを防ぎ、透明感のある自然な仕上がりになります。

ホームホワイトニングのデメリット

マウスピースは、白さに納得がいくまで毎日使用することが必要です。
また、自宅でホワイトニングをした直後は、食べ物や飲み物の色を吸収しやすい時期があり、数時間は白以外の色の食べ物や飲み物、タバコを我慢する必要があります。

また、使用する薬剤の濃度が低いため、オフィスホワイトニングに比べ、白くなるまでに時間がかかるというデメリットがあります。